2010年08月01日

刑務所で大興奮!=世界が注目するセブの囚人ダンスCPDRCついに突撃!〜

さて、本日は土曜日恒例、セカンドチャンスでのピアニカレッスン。

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今日の目標は「かえるのうた」の合奏
…でしたが目標達成は来週に持ち越しですモバQ

久々にやんちゃキッズに会えたので非常ーーに楽しかった犬

hanuke.jpg
歯抜け坊主。

sakadachi.jpg
何か今日は逆立ち大会が行われました。

sakadahi boys.jpg
…!すげー!

セカンドチャンス授業日誌は日比交流サークルPocoPocoのHPにて!




さて、以前ひでぶーの記事『世界一有名な刑務所?』でもご紹介したとおり、

この孤児院セカンドチャンスの真隣に、セブ最大の刑務所があります。

そして、その刑務所というのが、かの有名な
gate.jpg
囚人がダンスを踊る刑務所(更生施設) CPDRCなのです。
(ちなみにCPDRCとはCebu Provincial Detention and Rehabilitation Centerの略。セブ州立拘置所兼リハビリセンター、ってとこです。)

このCPDRC、毎月最終土曜日に一般観覧可能な公開パフォーマンスを行っていて、
7月の最終土曜日は今日だったのです!雷爆弾どんっ(衝撃)

てなわけで、セカンドチャンス終了後、その足で、CPDRC突撃してきました手(グー)手(グー)手(グー)


many inmates.jpg
先に言っておきます!彼ら全員囚人です!!笑


もう、ほんっと大興奮でしたどんっ(衝撃)
だいたい刑務所なんて入るの初めてだし目
ただ、なによりそのダンスに、ほんとに、ほんとに楽しませてもらいました手(チョキ)

stamp.jpg
まず入り口では、手にスタンプを押されます。
stamp sky.jpg

一般的な観覧参加の方法は、セブの県庁前に集合してそこから皆でバスで移動してくるんですが、なにせ僕らはアポも特に取らずに歩いて直接来たので、特別に中に入れてもらいました!ラッキー!!

ただ…
relative...jpg
入場許可証のステータス
“INMATE'S RELATIVE”
なぜか「囚人の親戚」っていう体になってます!爆笑

まぁ、細かい事は気にせずに爆弾

中に入ると、まずロビーでお土産が売ってありました。
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囚人が作ったカバンや衣類など…
クオリティは高いと思いましたよ。

自分は、お土産に囚人Tシャツをゲット!!!
inmates shirts.jpg
1枚170ペソ。

部屋に通され、CPDRCについての簡単な説明を受けます。
pre video.jpg

この施設ができたのは2004年(位)の事で、セブ州の知事であるガルシアさんが
「フィリピンの刑務所暮らしは死刑よりも劣悪」
と問題提起して、リハビリ施設を兼ねた刑務所の建設を目指したのがきっかけのようです。

当初はリハビリプログラムの導入を嫌った囚人たちが刑務所の移動に抵抗していたそうですが、今となっては世界が注目するセブの有名スポットに。

すべての名声はガルシアおばちゃんの手の中に…。

今日はフィリピン人の友人も一緒に観に行ったんですが、彼女は
「有名になったおかげでこの刑務所はかなり稼いでる。でも結局その利益は囚人や社会福祉に使われることはなくて、役人やガルシアのもとに還元されるだけ…。」
とかなり鋭いコメントを。汚職大国、フィリピン。
世界各地のメディアにも露出し、偉そうなことを言ってるガルシアおばちゃんですが、結局市政府で彼女の脇を固めているのはガルシアファミリー。

…。色々あります、世の中。


さて、そんな悶々タイムを突破するといよいよパフォーマンス会場へ!!

in gate.jpg
いかにも刑務所、と言った感じの物々しいゲートを超えると…

over fence.jpg
おぉぉー!ほんとに居る!!!とここで実感。

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全体を見渡せる2階席もあったのですが、今回は至近距離でダンスを見られる1階席で。

entry march.jpg
キレのある行進で囚人入場です。

今日は全部でなんと15曲のパフォーマンス。皆さんお疲れ様です。
マイケルジャクソン追悼ダンスで有名にあっただけあり、プログラムはマイケル中心で構成されてました。

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とにかく、1500人近い囚人の息の合ったダンスに圧倒されまくり。
めちゃくちゃ感動です。

dance2.jpg

囚人はメンズだけではありません。

ladies.jpg
レディースも頑張っております。

…そしてもちろん
bayot.jpg
オカマちゃんも頑張っております。
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アクロバティック!!
マイケルの"Thriller"のミュージックビデオに登場する女性役を熱演しておりました!笑

mr micheal.jpg
本日マイケル役を務めたお兄さん。
micheal2.jpg

zonbi.jpg
こちらゾンビ達。
zonbi2.jpg

どの曲もセンターで踊るグループは固定されていて、さすが彼らは一段とキレのある動きを見せておりました。
incline.jpg


にしても、ほんと自分が立ってるところから1mもしない距離で白熱のダンス。
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熱気と若干の汗臭さ。
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すごい体験したなぁ、と思います。
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観客はセブの人ばかりではなく、
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ミンダナオから来ていた大学生達や
(クリスチャンばかりのセブで、ベールを身につけているイスラム教徒を目にするのは珍しいです。ミンダナオ島ではイスラムが比較的多いのです。)

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子ども。刑務所に、子供…(笑)
spectator.kid.jpg

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海外からのお客さんもたくさんいました。いきなりダンスに乱入した欧米人。

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テレビ取材も入っていましたよ。これはフィリピンのテレビ局ABS-CBNです。

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最後の一曲、映画「This Is It」からの1曲“They Don't Care About Us”は本当に鳥肌ものでした。

ダンスパフォーマンスが終わると、なんと囚人たちと記念撮影ができます

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多くの曲でセンターを務めていた兄ちゃん。彼のダンスはまじでやばいです。

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若干C.ロナウドに似てると思う兄ちゃん。

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よっ主役!Mr.マイケルジャクソン!!

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圧倒的な存在感を放っていたオカマちゃんも!

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髪の毛がジャックフルーツみたいなおっちゃん!
センターグループの一人でしたがいつも一人リズムに乗り遅れている(笑)

本当に、本当に、記憶に残る出来事になったと思います…。



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もちろん、彼らは囚人ですから、何らかの罪を犯してここに入っているわけです。この中には強盗した人もいればレイプした人もいれば殺人した人だって交じってるわけです。


自分は犯罪学の専門家ではないから詳しい事はわかりません。でも。

この人たちを見ていたら、いつ、誰が、どんな理由で犯罪を犯してしまうのかなんて本当にわからないな、と言う事です。

人を育てるのは、社会です。

社会の中の最も基本的な社会は、家族です。

誰かが悪い事をして、その人を気違いだと言って、罪を償うために牢屋にぶん投げるのは簡単ですが…
(簡単、という表現は適切ではないかもしれませんが。)

そんな彼らを生みだした社会に、少しでもスケプティックな視点を持つことができれば、こんなダンスも生まれずに済んだのかな…とか。

もちろん、犯罪被害者の感情はここでは重視していないと自覚してます。
もし自分の家族を殺した人間がこの中に含まれていたら?
想像もできませんが、こんな事は書けないと思います。ただ。

少なくとも、ここで踊っている囚人たちは前を向いていました。

lyline.jpg

どんな事情でこの施設のお世話になったのかはわかりませんが、

彼らには、誰かを、少なくともひでぶーを、笑顔にさせて、感動させて、何かを考えさせる力がありました。


自分にとって、今日のこの時間は、本当に笑顔の絶えない時間でした。

色々、考えると信じられないような現実を目の当たりに、本当に目の前で感じて、そしてなによりそんな現実を楽しんで、なんだかわからないけど、とにかく、元気にはなりました。


ビデオも撮ったんだけどなー。
気まぐれiPhoneがパソコンに反応してくれないので、そちらはまたの機会にカチンコ


未だ考えはぐるぐるしてますが、ぜひ来月も、再来月も、観に行きたいと思います。

皆さんも、セブにいらっしゃる際は月末の土曜日を狙ってみては?
サイト随時更新中! ♪NPO法人セブンスピリットアジアの子どもたちにクラシックを届けるUUUオーケストラプロジェクト
posted by ぷー at 01:17 | Comment(5) | フィリピン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
個人を特定出来る写真を載せんじゃねぇよ!
権利を知らないフィリピン人なら人権無視していいのか?
もうちょっと考えてみろ!
Posted by 通行人 at 2010年08月02日 17:40
音楽の先生ご苦労様です、子供たちの楽しい様子が見られて頑張っているようですね。みんなで目標に向かって頑張る、これはとても大切な経験になりますので頑張ってくださいね。犯罪を犯すには精神的理由と物理的な理由が有ると思います、ダンスによるリハビリはフィリピンならではですね、個人的には職業訓練に力を入れて社会復帰後生活の安定が図れるようになると良いと思います、たまに刑務所にはいるために犯罪を犯す人がいますので。。
Posted by max at 2010年08月04日 11:56
>通行人さん
この記事に対するコメント、として受け止めますと、囚人の写真を掲載することに特に問題はないと考えています。施設側が囚人たちと写真を撮る時間を「パフォーマンスの目玉」として設定しており、彼らの画像、映像は施設自体が世界中に公開しています。

ただ、もちろん通行人さんが仰りたいことは
何もこの記事に限った話ではなく、自分が各記事にフィリピン人の顔をメインに撮影した写真を掲載していることについてですよね。
確かに、そこについては色々と考えるところがあります。

>権利を知らないフィリピン人
まさにその通りであって、フィリピン人には肖像権という概念はありませんし、知的財産権の概念もこれまた無いに等しいと思います。
そして、通行人さんが「権利」「人権」という言葉をお使いになりましたが、それらもまたこの国では(少なくとも自分の生活しているセブでは)全く重要視されていない、と思います。
果たしてこの国で生活している現地の人間に、基本的人権が与えられているでしょうか。自分は、全くそうは思いません。
もちろん日本国憲法で規定されている「権利」概念のみで世界の人権状況を比較することはナンセンスですが、それにしても食べ物はおろか安全な水も“必要最低限”な賃金を稼げる労働にさえも多くの人がアクセスできないこの国で、権利を語ることは非常に難しいです。
自分がこのブログを通して本当に読んで下さる皆さんと共有したいところは、こうした実際にここに存在している、大きすぎて見えない、むしろ僕たちが見ようとしない問題に少しでも多くの方が目を向けること、そしてそのきっかけになれば、ということです。
なぜなら自分達が日本で生活していることはフィリピン人がフィリピンで生活していることと1mmも切り離せない話だからです。
稚拙な例にはなってしまいますが、1番単純な説明は、どうして日本人がジーンズを500円で買える時代が来たのか、そしてもっと安くもっと安くとたやすく文句を言える時代が来たのか、ということではないでしょうか。
政府の問題だ、と考えることもできますが、ではなぜそのような体質の政府が形成されてしまったのか…。
そんな「『権利』『人権』の無視」に、意図はなくても知らず知らずのうちに関わってしまっている日本人が、何かを考え始めることこそが、今必要なのではないか、というのが自分の信念であって、そのために、現実を直視してもらいたいと思い、積極的に写真を記事の中に掲載してきました。問題全てを伝える事が出来なくとも、問題の1部分についてだけでも考えるきっかけを提供できれば、そこから問題意識は広がっていくかもしれないと、甘い考え、理想主義と言われるかも知れませんが実際にそう信じています。

ただし、少なくとも自分は写真を撮るときに被写体になる人に対して写真を撮ってもいいかという意思確認だけは行っていますが、確かにブログに掲載する可能性があることまでは彼らに伝えていません。上記のような偉そうなことを言っておきながら、ここだけ「フィリピン人だからいいや」なんて言っていれば、お考えの通り本末転倒かも知れませんね。

そこで、じぶんなりに「もうちょっと考えて」みました!
被写体になる人達とのコミュニケーションをもっと密にする、という意味でも、この機会にぜひ始めてみたいアイデアを思い付きましたので、実際に始めた際には記事で紹介させていただきます。

今まで掲載した写真については、写真撮影に対する同意と商業目的の使用をしていないこと、このブログを読んで下さっている日本人の方がこのブログの情報のみから彼らを特定することは難しいと考え、連絡先や本名も責任を持ってこのブログに掲載しておりますから、本人や関係者の方から削除要請があるまでは掲載させてもらおうと思います。掲載写真、あるいは写真の掲載によって個人的に不快な思いをする方がいない様に常に気をつけて写真を選んできましたので、これからもそのポリシーは大事にしていきたいと思います。

通行人さんが普段どのような活動をされているのかをお聞きする前に、コメントして下さった内容から色々と自分の考えを述べさせていただいたのは早急だったかともおもいますが、これがブログの限界かとも思います。
頂いたご指摘をもとに、より多くの方に応援していただけるブログを書いていきたいと思います。
コメントどうもありがとうございました。
Posted by hide at 2010年08月04日 21:38
>maxさん
ありがとうございます!本当に、基本個人プレイなこっちの子ども達に「合奏」とか「リズムを合わせる」とかいうイメージをつかませるのがいかに難しいかという壁にぶつかりまくってます…(苦笑)そういう意味では、この囚人ダンス、なかなかスゴい事だと思うんですよね。フィリピン人がこんなに息のぴったり合った動きを見せるなんて!
maxさんの仰る通り、確かに「刑務所に入れば衣食住が確保される」という矛盾が存在しているのも確かだと思います。その上、このCPDRCに入ればなんだかチヤホヤまでされますもんね。
服役中に囚人に対して使われたお金は出所後に借金として、しっかり彼らに返済義務が課されてしまう。それじゃあまた元に戻りたくもなります。
果たして、解決策はあるのか・・・
ただでさえ雇用のないこの国で、刑務所歴の付いた彼らが社会復帰をする、というのは現実にはとても難しい話でしょうね…。
Posted by hide at 2010年08月04日 21:46
笑!面白い〜!!→「なぜか「囚人の親戚」っていう体になってます!」そうね〜なぜかな〜!気になっている... :D
Posted by RarusuChin at 2012年03月09日 16:24
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