おとといの土曜日は、8月のCPDRC囚人ダンス公開パフォーマンスの日。
先月に続いて、行ってきました!
今回は直前にスケジュールが変わったようで、午前9時のスタート。
観覧客は午前8時にセブシティにあるキャピトル(州庁舎)に集合し、そこからバスで大移動です

今回は自分以外にも一緒に行くゲストがいたので、前日に予約をしておきました。
その時にスケジュールの変更を案内されたので、もし知らなければ前回同様午後3時に突撃するところでした…。
こういうオフィシャルな情報をタイムリーに得にくいのも、ここフィリピンならではかも

今回は1階席の準備がなく、観客は皆2階からの観覧でした。


2階からだと、全体のフォーメーションが概観できてまた1階席からの眺めとは違う面白さ


日本から夏休みを利用して語学留学に来ている学生が多いせいか、今月は先月を大幅に上回る観客数。
軽く300〜400人くらいは居たのでは?
最後の曲も終盤に差し掛かり、
「あぁ、今回も楽しかったなー

ん?なんだなんだ

と思って見てみると

出ました!グウェン・ガルシア知事!!!
大事なところは忘れてないねー

最後はばっちり宣伝してました。さすが。
アナウンスでも、さかんにガルシア知事の功績を持ち上げていました。
400年を超えるセブ州の歴史で初めての女性知事だとか、CPDRCでセブを一躍有名にした知事だとか。
まぁ確かにそうなんだけどね。
そこから見える「カネと政治」の沼。
政治用語でいえば、この国では、リーダーは権威ではなく権力です。
矛盾に気づいたとしても、リーダーに従っている事で一番利益を得られる。
そうして構築されてゆく、改善され得ない凝り固まったネットワーク…。
刑務所だけに注目が行きますが、自治体の長が一番に考えるべきは地域の市民の生活。
…のはず。少なくとも日本人である僕たちの考えでは。
そこを忘れて、“刑務所”だけで彼女の働きを評価するのは少し甘いかな。
ひでぶーが、その「セブの市民の生活」を少しずつでも皆さんに紹介していければと思います


大多数の市民はスラム暮らしを余儀なくされてる。

もちろん洗濯機なんてない。
そのガルシアさんに出したCPDRCでのインタビューのリクエストのお手紙、
回答を先週水曜日にもらえるはずだったのが
「明日また連絡してください」
「明日また連絡してください」
「来週また連絡してください」
結局まだお返事もらえていません。
良い回答をもらえて、無事インタビューできるといいが

パフォーマンスを見れば見るほど、聞いてみたい質問は山のように浮かんできます。。。
先月の公開パフォーマンスの記事はこちら↓
『刑務所で大興奮…』(http://henjinpooh.seesaa.net/article/158071729.html)
ガルシア知事にお手紙を出した記事はこちらを↓
『ガルシア知事にお手紙出そう…』(http://henjinpooh.seesaa.net/article/160474540.html)
教会と政府(というより政治家達)の二重支配構造が存在しているここフィリピンでは、求めるべきものは求められませんね、なかなか。
政府が家族計画を奨励する法案を通過させようとすれば、教会が妨害を加える。政教分離なんてあったもんじゃない。
避妊すら認められないこの国で、一人っ子政策なんてアイデアは生まれっこないのでしょう。
そもそもほとんどの国民がカトリックで、教会と考えをほぼ共有している文化的背景の中、国民が人口が多い事による現実的なマイナスポイントを自覚して、自分達の実生活にその認識を反映させる、という事は相当に起こり得ない気がします。
そして何より、彼らはなんだかんだ言って大家族の暮らしに幸せを感じてますからね…。それが彼らの幸せ観であれば、アドバイスはできても奪うことは出来ませんし、日本の様に子どもの少ない社会が必ずしも幸せに溢れているかと言えば…。
ただ、もちろん人口に抑制が効かないこの状況下で命の重さが軽くなり、様々な社会問題が発生していることは確かで、それら全てに対応するためには子どもの数を減らすことが効率的であることも確か。
少子化がものすごいスピードで進む日本と、人口増加のスピードが世界トップクラス、一億人越えもあと数年と目されるフィリピン。
間もなく、フィリピン国内では本当に人口を支えられなくなり、世界にフィリピン人が大流出する時代もやってくるのでは。
そうなると日本…労働人口不足に悩む我が国は、めちゃくちゃになっていくのが目に見えます。
21世紀、グローバル化の時代。他国の出来事は、もはや他国だけの問題では無い事に、はやく多くの日本人が気づくべきではないでしょうか…。
情報が集めれず困っています…
どうかよろしくおねがいします。
お返事大変遅くなって申し訳ありません。
もうどなたか他の方から情報が手に入ったかとは思いますが、僕の方からも紹介させていただきます。
今月のパフォーマンスは午後3時からの予定です。午後2時前に、州庁舎(メインゲートではなく、郵便局向かって左手あたり。ひどだ狩りができているので分かりやすいと思います。)で待機していると無料送迎バスがやってきます。
基本的に、前日までに予約の電話をしていた方が確実に入場できると思います。
予約の方法は、州庁舎内のGovernor's Officeに直接足を運ぶか、同オフィスに電話して予約することもできます。
フィリピンの事なので急に時間が変更になったりもします。予約時に集合場所、時間など再確認されることをお勧めします!
2時間ほどのパフォーマンスです。帰りもシャトルバスで州庁舎まで無料送迎してくれますよ!