2011年05月05日

おくたまおひとりさま

授業で聞いた言葉で気になってたのがあって

「限界集落」

65歳以上の高齢者の割合が人口の50%以上を占めて、コミュニティ機能の維持が困難になった集落の事を言うのですが、

ニュータウンで育って、東京で独り暮らしをしている自分にはなかなかピンと来なくて、

色々調べてたら関東にもそういう場所はあるってことで、

昨日ふらっと行ってきました。奥多摩。


経済不況.jpg

実のある概念としてでなく独り歩きしていた感のある“新世紀”の『経済』を回す為に労働者を流出させざるを得なかった田舎町のお寺にて。
残された未来は「今」から見て必ずしも眩しい色をしている訳ではない。

猛犬に.jpg
「猛犬に  」

駐禁.jpg
駐禁が、「馬車禁止」になっちゃってるよ。斬新

あんまり見どころとか知らずにいきなり駅までやってきたので、とりあえず山に向かって歩いてみた。
川釣り.jpg

東京にもこんなに澄んでいる空間があるんだなー。空気の中にマイクロなガラスの粉が混じってるような。

工場.jpg
川沿いにはカオスな建築の工場。ジブリみたい。石灰工場らしいどす。

杉の木.jpg
山を拓いている土地なので、街中の斜面角度が鋭い鋭い。
崖を上手く利用した家の造りは、表から見ると平屋、裏部分は3階建て、という独特の形。

かたづけて.jpg
なんか改行ポイントからして切実

かいだん.jpg
1:1:√2くらいの角度のステップがひたすら続く、人生史上最も酷だった階段。上からはもはや坂にしか見えない。
上には神社があるとの事だったのでゴールに待ち受ける立派な鳥居とか見事な眺めとかに胸を躍らせながら耐えて耐えて登りきったのに、なんだかガッカリな光景でしたwどんな景色かはぜひ登って確かめてください。

NPO.jpg
地域の人が集う公民館のような施設が非常に充実しているな、と感じた。
そしてこのようにコミュニティ活動に第1セクターだけではなくNPOも参加しているんだね。
やはり高齢者人口が増えると、自治体の最大機能として福祉を充実させねばならんのでしょうから、そのための税金の捻出どうするか、いわば自治体運営の最先端を追求してるんやろうな。
地域で公と市民社会との協働がいかに行われているのか、少し調べて今度は平日にでもまたお邪魔したいと思った。

共産党.jpg
共産党支持者が多いのかな、という印象。なぜだろう。気になる。こいつもちょっと調べよう


せっかく奥多摩に来たので自然と触れ合おうと思い、奥多摩湖まで歩いてみることに。

多摩川上流.jpg
多摩川上流。この流れが日野まで続いているんだ。やっぱ自然すげえなー

「むかしみち」というルートをトボトボ歩く。
序盤は平らな道が続いたので余裕をかましていたが、徐々に険しい山道へ形相が変わる。

木からの木.jpg
緑っていうのは本当に美しい色だね。
自然が創る色をもっと大切にできる感性を育てたいな。
着ているもの、食べる物、どれも「不自然」な色をしている。
野菜ですら着色(もどき含め)してあったり。なんだか残念だな。

つりばし.jpg
んー。非常にhorribleな警告であることよ。

ワタクシ独りですので
たかい.jpg

吊り橋ってほんとに揺れるんすね。

山奥の道では、ポツポツと存在する集落を通過していきました。

ああ、これが限界集落カー。って感じです。

すでに誰も住み着いていない「消滅集落」と思われる集落も1つありました。誰か住んでたらすいません・

車も入れないような場所に、繁華街とは距離をとって生活を営む集落の人たち。主に高齢者。
買い物とかどうしてるんだろう?

ぎゅうにゅう.jpg
ただ、どんなに山奥深く行っても、牛乳ポストがあるんですねー。
ご夫婦で奥多摩から山梨まで牛乳配達されてる方がいるらしいです。逞しい。

聞いてみると、食料品は生協とかに配達頼んだり、
新聞は、バス会社が新聞社に協力して、バス停毎に決まった世帯にまとめて配達し、さらにその世帯の住人が地域の各世帯に配達してあげているそうです。

一々、地域の触れ合いがあるんですね。

ゴールデンウィークってこともあり、“ご近所さんが集まって”皆でバーベキューしながら一杯やってる光景をよく見ました。
みんな大自然の中フレッシュに休日を満喫していて、ほのぼの。

駅の近くのエリアには小さな子供のいる家族も住んでいる様で、
子どもたちのレスポンスがとても素直で良かったです。

色んな人との交流とか、ちょっと危ない地形の中で遊ぶ経験をする中で、
「大丈夫のライン」というか、適度な「いい加減」を育てていくんだろうなーってズキっと感じました。
都会の核家族生活って、それがないから、どこまでが大丈夫かわかんない人だらけっていうか・

おくたまこ.jpg

とか歩きながら色々考えてるとようやくゴールの奥多摩湖に辿りつきました。
生ダム見たの何気に初めてだー

この山道、もちろん電灯なんて無くて、
山道を行くと予想すらしていなかったので水とか持ってなかったり、
途中でクマ出没注意の情報を知ったり、

かなりスリリングな10kmでした(笑)

山を舐めてはいけませんな。あと1時間出発が遅かったら暗闇の中を歩くことになっていたと思います。。
今後はしっかり調べてからにします。反省。


疲れた体を癒そうと温泉に入って帰ろうと思ったのですが、さすがゴールデンウィーク、なんと温泉が90分待ち・・・

入浴は諦め、居酒屋で一杯やってくことに。

田舎のこじんまりした居酒屋ってことで、一見さんでも大丈夫かなーとドキドキしながら入ったものの
奥多摩でバスの運転手をしているおじさんと楽しく飲ませて頂いた。
フィリピンに詳しい方で、色々盛り上がり。

ここのママなんと今年で米寿!

ヤキトリ屋さんなのにヤキトリなかったり、サーバーを使うのが苦手で注ぎながらビールいっぱいこぼしたり
なかなかお茶目なおばあちゃんでしたw

高校・大学が町に無いのでやはり若者は町から離れていく一方だということ。
今の社会の仕組みだと、当然の流れだ。
それで過疎だ過疎だっていってもね。その部分だけ切り取って叫んでも。
観光に力入れたまちづくりしてるのはひしひしと感じられたから、観光でやってきた若者とかのパワーをコミュニティの維持の為の活動にうまく動員できればねえ。どんな取り組みがあるのか、考えられるのか、気になるところ。


福島の影響で、例年と比べると外国人観光客は極端に少ないし、日本人も少ないって。




また色んな刺激をもらえる旅でした。

近いうちにまた行こう。
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posted by ぷー at 16:45 | Comment(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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