2011年01月08日

“立派な”孤児院?!

さて、フィリピン人(というかフィリピン社会)の時間のルーズさについては、ひでぶーでもこれまで皆さんに紹介して(愚痴って?笑)きたとおりです。

それは、授業の始まる時間、食事の約束の時間などの「時刻」だけでなく
「日付」に関しても同様で、例えば

「レストラン新規オープン!○月×日グランドオープニング!!」

とか書いてあっても、本当にその日までに建設工事が完了している所は未だかつて見たことがなく
日付の部分だけがどんどん上書きされていき、最終的にオープンできるのは数ヶ月後…
なんてざらにあります。

去年の5月からピアニカを教えてきたセカンドチャンスのスタッフも、5月の時点で
「8月にセンター移設計画があるから、それからはそっちでレッスンお願い!」

と言っていたものの。

−8月ー
「建設が間に合ってなくて、9月になりそう…」

−9月ー
「10月には移転するから!」

−10月ー
「今月の終わりになりそうよ!」

−11月ー
「絶対に年内には…」

みたいな感じでずーるずる。
結局年越すんだろうなぁ〜、これじゃあ何年経っても移設なんてできねぇよ(-_-;)
と呆れ顔で見ていたのです(笑)


すると新年、ついに新センターに子ども達が引っ越した家exclamation×2との連絡があり、今朝様子を見に行ってきました!


boys at new center.jpg
久し振り!(クリスマスパーティぶりの再会です)



…って、え?!
new center.jpg

めっちゃ豪華やん!!!

高級住宅地の一角に位置していて、外見はホテルさながら。

以前のセンターと比べると、まさに「天と地の差」です。

去年まで彼らが暮らしていたセンターは、山のてっぺん交通の便が悪く、夜は暗くて治安も良くない
桃太郎の様に「川で洗濯」をし、清潔な水は手に入らず衛生的に良いとは言えない
トイレは全員で1つ寝る場所もキュウキュウで、扇風機も無い…
さらに2つの刑務所に隣接しており、決して子どもが成長する場として好ましいとは思えないところでした。


そんな環境に暮らしている姿をずっと見てきた自分は、今回のこの移設先にたまげてしまったのです。


水タンクも付いてる、ちゃんとしたキッチンも、会議室もあって、パソコン室もじきに出来るらしい。

sleeping new center.jpg
こんな風にゆっくりくつろいでいる所を見ると、日本の家となんら変わらない様に思えます目


room for the young.jpg
こちらチビッ子部屋。
10人強のチビちゃん達がこの部屋で寝ているらしい。

room for the elder.jpg
こっちはお兄さん達の部屋。
広々していて開放感あります晴れ
各部屋には数個ずつのトイレも設置。


ただ、そうは言ってももちろん日本人のスタンダードとはかけ離れてます。
エアコンは無いし、せいぜい10畳位の部屋に10人以上で暮らす。
勉強机もなければ、布団もペラッペラのマットがあるだけです。


…それでも、一般的なフィリピン人の水準からしたら、とても立派な住環境。

今日一緒にセンターに行ったフィリピン人学生は、
「私の家より全然良い。ほんとにホテルみたい…」
と漏らしてました。

panishment shelter.jpg
外には、コンテナみたいな白い部屋があり、何なのか聞くと
「喧嘩や悪い事したら、あの中に入れられるんだふらふらとなんと
「お仕置き部屋」まで完備している!!


今回の改装には、ロータリークラブからの大きな協力があったようです。
rotary bags.jpg
通学カバンもロータリーから支給されているらしい↑

確かに、セカンドチャンスはセブ市政府管理の社会福祉施設で、UNICEF等の国際機関や国内外のNGOが見学に来ることも多く、ある種セブの「ソーシャルワークのシンボル」的存在になっている部分があります。

支援も集まりやすく、市としても力を入れる対象にはなるんだろうなーと。

ただ、これまでの生活環境からの激変ぶりと一般庶民のスタンダードを大きく超えたレベルのスタンダードを見ると、なんだか素直に喜べないというか…犬

いや、一生懸命勉強やアクティビティに取り組んでいる子ども達に少しでもいい暮らしをしてほしい、そりゃ当然だし、自分は彼らよりよっぽどいい生活してるんですけどね。

ただ、ここで庶民と孤児やストリートチルドレンの生活水準に逆転が起きてしまうっていうのは、如何なもんかなぁと思ってしまうわけです。


大家族を、なんとか精一杯夫婦共働きで支えて、なんとか学校卒業させて…と四苦八苦している庶民層にとって、彼らの生活はどう映るのだろう…。

この施設だって全部ではないにしろ税金で運営されてる訳ですからね。

でも、だからって低水準な生活強い続けていいわけもなく。


感謝を忘れずに、彼らが、責任を持って、学んだことを社会に還元していくことができればいいのでしょう。

そのためには最高の環境づくりができたのかもしれない。

ストリートチルドレンの為の施設、なんてもの自体を無くせる様、彼らが貢献してくれたらなぁ。

今日は一日この施設の事をぐるぐる考えていて、
彼らの中には、家族はいるけど事情によってこのセンターで暮らしてる子もいますが、
ほとんどがストリートチルドレン出身なわけです。

家族って言うのは、何があっても家族で、何年経っても家族で、死んでも家族で、唯一自分の意志では切れない人間関係じゃないですか。
彼らにはその存在がないんだなーって改めて思うと、想像を絶するなぁと。

僕らは周りの環境が変わっても、必ずつながっている家族がいるんですよね。
自分はフィリピンで大学生してますけど日本の家族は家族です。

いずれ何かしら仕事始めて周りの顔ぶれが一変しても、家族は家族です。

あぁ、この子たちにはそれがないんだー。って思うと。

もちろん一緒に生活している子どもたち同士の間には、その分強い絆があるんでしょう。
ワーカーさんも愛情注いで子ども達のお世話をしているし。

でも、もし彼らがセンターを出て、社会に出て、たとえば30年後。




gorogoro jerry.jpg
暮らしてる環境に関係なく、笑顔が輝き続けてる子ども達見てると、やっぱり元気をもらいます満月



セカンドチャンスの子ども達ですが、16日のシヌログのパレード、なんと全出場者の
トップバッター手(グー)
だそうです!

…と聞いたところで自分はイヤ〜な予感が。そして的中。

5時(もちろんam)スタートらしいです(笑)

徹夜ですね。その日は。あはは。



今日も帰り道、交通規制がかかっていたので何事かと思えば
sto nino girl.jpg
家からすぐの大通りで、パレードやってました!

いよいよあと1週間!お祭り騒ぎ楽しみます爆弾パンチ
posted by ぷー at 23:18 | Comment(4) | セカンドチャンス(孤児院) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月07日

本当にクリスマスが近づいているなんてまだまだ信じられない。

あっという間に12月も2週目に突入しましたね。

セブに居ると、季節の変化が無いので、本当に時間がいつの間にか過ぎていきます。
改めて四季のある日本との生活のベースの違いに気づかされる。
前記事でも紹介したとおり街はクリスマス一色なのですが、半袖半ズボンでクーラーを効かせてる生活だと、やっぱり自分にはクリスマスが近づいてるなんて実感がないですな。
寒いもんでしょ、クリスマス。

本当はこの週末コタキナバルにちょちょいと旅行してこようと思ってたのですが、なんだか気分が乗らなかったのでセブでじっとしてました(笑)

今度の土曜日に控えたセカンドチャンスの子ども達とのクリスマスパーティの準備もあったり。
このパーティの一番の目的は、彼らにピアニカを人前で演奏する機会を持たせることだったりします。
1か月前から、
「12月11日にクリスマスパーティやるよ!その場でお客さんの前で演奏するから、頑張って完成させよう!」
と発破をかけているのです。

こっちで暮らしていると、たぶんこういう経験もあんまりないんじゃないかなぁ。
だって、まず一か月前に企画されたイベントがその日に実施されること自体、少ないんじゃなかろうか。
政府が2~3日前になって祝日発表する国ですからね。計画性なんてあったもんじゃない。

日本人の感覚だと、「いついつまでに○○を終わらせよう」とか、「何月の試験に向けて頑張ろう」とか、時期的ターゲットを定めて何かに取り組むって結構あたりまえだけど、それはカレンダーどおりに、時計どおりに事が進んでいく日本の社会ならではの事なのかもしれません。

とはいえ、フィリピンに暮らす人々もその感覚を持たないと、きっと世界からの挑戦に立ち向かっていけない。
だから、あえて早めに目標となる日を伝え、そこに向けて完成度を高めようとやってきました…。

が。


なんていうんかなぁ。
僕らだったら上述の様な計画的思考の中で、なんとかその定められた日までに完成に近づけようとするのだけど、
彼らにとってみれば、「いつものペースでやって、その日になったらその日の段階で出来るパフォーマンスをする」って感覚なんですよねぇ。

もちろん、パーティに合わせてクリスマスソングや彼らの好きな曲の練習があったりと、子ども達的にも楽しく参加してくれてるし、選抜隊で演奏するピアニカが得意な子達は練習にも気合い入ってるようなんですが…。


合奏の練習をしてるのは、皆でペースを合わせて、一つのものを作るっていう経験をさせたいから。
まだその辺がうまく彼らに伝えられてないんだよな…と思う日々です。

本番1週間前の練習の様子を公開!



この見事なまでに竜頭蛇尾な感じ(笑)
いつもは練習に参加しない子もビデオ撮るってなると混じってきて、余計に演奏がぐちゃぐちゃに(笑)

本番までにあと一回だけ教えに行くチャンスがあるので、最後までリズムを合わせるんだぞー!ってとこ強調してきます。

あとは楽しくぱーちぃぱーちぃ。
誰がサンタ役を務めるのか今から楽しみです。わはは。


今週からは、ピアニカ教室で更に新たなチャレンジが始まります!

フィリピン人自身の手でピアニカの演奏を教えあえるよう、希望するハイスクールの生徒を集めてピアニカ指導チームを結成し、彼らのトレーニングを自分が3月に帰国するまでに進めていきます。

明日が初顔合わせの予定… 自分が日本に戻った後もピアニカプロジェクトが継続されるよう、こちらも頑張っていきたいと思います。


では、まだ明日提出の宿題に手をつけてないのでボチボチ始めます・・・(泣)

そうだVISA延長行かなきゃ。8日間だけの為に数千ペソ払うの悔しいなぁー。



posted by ぷー at 00:34 | Comment(2) | セカンドチャンス(孤児院) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月11日

なにもしてないフィリピン人

ふと思ったんですが、日本人って、常にセカセカしてて、
「何もしてない時間」ってないですよね。
移動中も、本や新聞読んでたり、携帯チェックしてたり。
まぁ自分はボーっとしてることが殆どですが。


jeep in.jpg

こっちは違います雷

まぁ移動手段自体、定刻の決まっていないジプニーだし。

時間に追われてセカセカするっていう文化は、ないようなもんですね。

ご覧の通り、ジプで移動中も、目的地に着くまでぼぉーっとしてるだけです(笑)

暑いしね晴れ



今日のレッスンの報告犬

まず、セカンドチャンスについたら子ども達がなにやら楽しそうに遊んでいます。
spiders.jpg

なになに?見せてみぃ。
spiders on hands.jpg

にっ!クモ!!
(なんかこっちにきて「ニッ」っていうリアクションが身についてきました。)
spiders fight.jpg

こうやって闘わせて遊ぶんだと。

大人はこれでお金懸けてます。ギャンブル好きだからなー。
闘鶏とかもよくやってる。


ここで今日の素敵な写真を公開
boys oct10.jpg

nicest oct 10.jpg

授業ですが…

今日は童謡「ちょうちょ」に3パート合奏でチャレンジです。
group practice.jpg

音取りは各パート30分もあればできるようになってきたんですが、

やはり課題は

RHYTHM!!!!
crap hands below...jpg
必死で手を叩いてリズムを合させようとする自分↑

各パートの練習では同じリズムで演奏できても、他のパートと音が混ざるとどうしてもリズムを見失ってしまいますがく〜(落胆した顔)

そこで、来週は、各パートから1人ずつの3人組を組ませて、まずはその3人でアンサンブルを完成させる。

そんで、最後に全員合わせて大きな合奏を完成させる手(グー)

って順番でチャレンジしたいと思う。


最近も、語学留学で来てる学生さん達が授業のお手伝いに来てくれて、
yumi.jpg
とても助かってます!


来週以降も、3人グループを組むってことは、それだけ指導者も…眼鏡

ただ、そろそろ子供達が自分たち自身で練習を進めていける環境作らないとです。


「楽譜があれば演奏できるよ!」ってレベルまで近づいてきた子たちもチラホラモバQ
彼らを、グループでリズムを揃えてアンサンブルを完成させられる、リーダーにしていかねば!



今日びっくりしたのは、
自然と「ジングルベール ジングルベールクリスマス
のメロディーが!!

さすがフィリピン。完全にクリスマスモード入ってます。


てなわけで、来週のちょうちょが終わったら、クリスマスソングにチャレンジしていこうと思います(笑)
ちょっと早いけどね〜雪晴れ


ではまた!!
posted by ぷー at 00:53 | Comment(2) | セカンドチャンス(孤児院) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月02日

やたら長い爪

long nail.jpg

なぜだ。なぜ親指の爪だけそんなに伸ばすんだ。

絶対不便じゃないか。


と思うんですけどね。フィリピン人ってなんかこういうの多いんですよ。

坊主なのに一か所だけめっちゃ髪伸ばしてたり。

オシャレなのでしょうかね。OSHARE。


の割に眉毛の手入れをしている男は100%ゲイだと思いこんでしまうこの社会はなんだか…。


よくわからん(笑)



はい、上の写真の爪長少年が発見されたのは毎週おなじみセカンドチャンスです。

今日は、自分がセンターについたら既にアクティビティが始まってて
dengon.jpg

伝言ゲームで遊んでました。

dengon game.jpg
責任重大な一番手。
英単語の伝言ゲームなので、英語の勉強の一環です。

楽しそうだった。っていうか皆楽しんでた。いいねー。



自分のピアニカレッスンも楽しくやってきましたよ!
pianica lesson oct 2.jpg

「音楽のレッスンやるよ〜」って声をかけてピアニカ配りはじめると、
先週練習してた曲を一斉に演奏しだす子供達。

すごい!覚えとる!!

序盤から軽く感動しつつ、今日の授業もしっかりやってきました。

みんなベースになるリズムを周りとほぼ合わせられるようになってきました。

半年前だと考えられない事です(笑)


「自分にはピアニカで音楽が演奏できるんだ」
っていう達成感を、適所適所で感じることができれば、もっとモチベーションも上がって次のステップへのやる気も湧いてくるはず。

big smile.jpg

そこは、自分が考えてプランしなくちゃいけないとこだな、と感じてます。

子ども達が、楽しみながら、やりがい感じながら、素晴らしい「合奏」を完成させられる日まで、頑張るぞ。


cute oct 2.jpg
相変わらず元気で笑顔のはじける子ども達。



2年前からフィリピンを見てきてますが、やっぱりストリートチルドレンは減らない。


そこに居るストリートチルドレンを、集めてセンターで生活させるっていう対症療法的なアクションだけでは、状況は変わらない。


今助けるべき子どもを助けると同時に、これから同じような子どもを生まないように何かをしなくては。


まずは、この子たち。

きっと彼らが、ここで何かを学んで、社会に還元できるはず。

その難しさは、ここで繰り広げられる色々なドラマを見てきた自分には痛いぐらいわかってますが…

信じないと、始まらない。


教育を、受けさせてあげないと。

日本国民の義務に「教育を受けさせる義務」ってあるけど、

これは的を射ていると思う。

子どもが子どもである時点で、本当の教育の価値にはなかなか気付けないだろう。

だから、社会が、大人が、責任を持って、彼らの未来のために教育を受けさせてあげないと。


子ども達が、少しでも楽しく、たくさんの事を学んでいけるように、
自分のやってることは蟻ぐらい小さな事だろうと思うけど、
一生懸命やりたいと思う。


そして、新しい社会づくりへ、今は着々と準備を進めなければ。
posted by ぷー at 14:53 | Comment(8) | セカンドチャンス(孤児院) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月05日

子供達成長中。ピアニカ合奏2曲目完成!

ちょっと嬉しい事があったので報告。

毎週土曜日のセカンドチャンス(孤児院)でのピアニカレッスン、

だんだん子ども達の吸収が早くなってきました手(グー)


昨日は、カエルの歌に続いてキラキラ星の合奏にチャレンジぴかぴか(新しい)

正直、1回のレッスンで完成させるのは難しいかなー、とか思ってたんですが…



完成度には目を瞑っていただき…(笑)

1時間で形になりました晴れ


「楽譜を見て音を確認する」

「メロディーを覚える」

「他の人とリズムを合わせる」

だんだんわかってきたみたいです。



前回のカエルの歌からの進歩は、ハモりパートの登場です。

カエルの歌は、同じフレーズをタイミングをずらして追いかけるので、全員がメロディーパート。

今回のキラキラ星は、1パートは完全にハモりのために準備したので、彼らの演奏だけでは曲は完成しないんです。


そんなわけで、2パートが一緒に演奏した時のハーモニーには今まで以上に子ども達も興奮してました雷

sep4-1.JPG
パートナー見つけてリズムを合わせて一緒にハモりの確認したり。

上達することにやりがいを感じ始めた子ども達!いいぞいいぞ!!

どんどん楽しくなってきました!!!



さぁ、次のチャレンジは
「リズムの違う2つのパートでアンサンブル」

ここが、フィリピン人の彼らにとって最難関になるのでは…。

同じベースリズムで演奏しないと、絶対に成功しないアンサンブルだから。

「みんなが一つのリズムに基づいて演奏する」

これができたら、あとはどんどん上手くなるだけだ!!!




次回は12日の日曜日、中央大学からPocoPocoの皆がやってきて、一緒にレッスンします。

楽しい内容になればいいなぁ〜。




そしてここにきて新たな発見。

ピアニカって、マウスピースなくても直接息吹きこめば音でるんだね(笑)
posted by ぷー at 15:13 | Comment(6) | セカンドチャンス(孤児院) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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